とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

4月29日(金)〜5月5日(木)

4月29日(金)

前日は副反応のため自宅療養。解熱剤を飲んでようやく37℃台という感じ。寝ていたらわりと回復してきたので、各方面で評判を聞いていたドラマ『お耳に合いましたら』を2話分見る。好きなものについて話す時にやたらと饒舌になってしまう主人公が素敵だ。勢いでポッドキャストを録音して、「えいや」で世に公開する瞬間も良かった。自分はあまりラジオっ子ではなかったので、劇中に出てくるラジオレジェンドなる存在の人たちのすごさがよくわからないが、マイクに向かい一人で喋って不安になっている主人公に「いいよ、その調子」みたいに声をかけるその眼差しが暖かく、優しかった。夕方、元気が出てきたので山科の無印に行って近くの中華屋で夕食をとる。食後にコーヒーが出てきた。山科の食事処で同じようなサービスを受けるのは2回目で、地域の特性なのだろうか。気温が低かったのでアイスコーヒーで体が冷えた。

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4月30日(土)

左京区の書店・ホホホ座の店先で活版印刷の展示があり、会期がこの日までと知ったので急遽行くことにした。出発前、散歩がてら近所の花屋へ。店員さんにすずらんを勧められ「そういえば幼稚園はすずらん組だったな」と思い出し、嬉しくなり購入。しかし帰り道、自分はカンナ組だったことに気づいて怖くなる。いったい誰の記憶を引っ張り出してきたというのか。

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午後、書店へ出発。久しぶりの白川通は緑があって、目に入るマンションがどれもいい。80年代とかに建てられた堅牢で重厚感があるマンションが好きなのだが、京都の他地域に比べてその類のマンションが圧倒的に多い気がする。いつか住んでみたいなという気持ちと、現実的な諸問題、それは白川通から今の職場への通勤の不便さや、仮にまた転職した場合に使う気力・体力などが瞬時に天秤にかけられ、ほどなく「まあないわな」というところに落ち着く。今後の人生、実際のところはあらゆる可能性に開かれているのだが、目の前の選択肢を無条件に選べるという感覚が薄い。「やろうと思えばなんでもできる」と昔ほど思えなくなってきた。

5月3日(火)

日帰りで敦賀へ。駅舎の少し寂れた雰囲気、再開発されたバスターミナル、建設の進む北陸新幹線の高架、駅からのびる人気の少ない大通りのアーケード、道幅の広い住宅街、国道沿いのMEGAドンキの存在感、地方都市に来たなと思う。寿司を食べたり神社に行ったり、海を見たりした。海へ歩いて向かう道すがら、たまたま通りかかった小さな和菓子屋で柏餅とよもぎ饅頭を買って食べた。

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5月4日(水)

滋賀・石山のパン屋へ。店構えからして雰囲気がよく、パンの値札は手書きの紙をクリップで挟む方式だった。先に店内にいた家族連れがパンのたくさん載ったトレーをレジに置いて、親が子どもに「これとこれはおやつ用やで」と説明していた。値段はどれも手頃。確か京都はパンの消費量が日本一(たぶん)で、確かにパン屋は多いのだが、小洒落た値段高めの店が多い気がする。メロンパンは普通だったが、フィレオフィッシュサンドとチョコロールが群を抜いて美味しかった。

5月5日(木)

銭湯の新規開拓を進めようと思い、太秦エリアまで足を伸ばした。1軒目の風呂に入ったあと見つけた中華屋で定食を頼んだのだが、おかずの盛り合わせが異常なボリュームで出てきたので、これはおなかを壊すやつだと気づいてゆっくり噛んで食べた。こういう時、満腹中枢を刺激しないように急いで食べる癖があり、今回は対策をとることができた。大人になった。f:id:r_ps22:20220507165849j:image

敦賀の和菓子屋、石山のパン屋、太秦の中華屋、どれも派手さはないが地元の人に愛されている店という感じがした。自分は京都が好きだし、特に大きな理由がないかぎり京都から出るつもりはないのだが、逆に理由があれば出ることもあるだろうと思う。少し前までは京都の生活を手放したくないという気持ちも強かったが、どこの土地にもそれぞれに人の生活があり、もし他の土地で暮らすことになったとしてもその土地の良さを見つけることができれば幸せかもしれない、みたいなことを考えた。

4月23日(土)〜27日(水)

4月23日(土)

友人諸氏に誘われて、ひらパーに行った。よく考えたら関西以外の人は馴染みがないかもしれないが、ひらパーというのは「ひらかたパーク」という遊園地の略称で、大阪府枚方市にある。V6岡田くん扮する「園長」のコミカルなCMが有名。自分は関西生まれ関西育ちなので幼少期に行ったはずだが、記憶が定かでない。今ではあらゆる自分の行動のログがSNSやらスマホの写真やらに残るのが当たり前だが、そのようなものは我々の幼少期にはなく、頼りになるのは親の記憶くらいのもので、実家に帰った時に「ひらパー連れてってくれたことあったっけ?」と聞くしかない。自分は幼少期の記憶がほんとうに希薄で、親と行った場所などの記憶がほとんどない。だからそういう話になるたびに「値打ちないわあ」と言われる。

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ひらパーはとても楽しかった。USJとかに比べると手頃な広さで、端から端まで移動するのにあまり時間がかからず、何より人が多すぎない。なのでアトラクションをまわるのために綿密な計画を立てる必要がなく、気まぐれに乗るものを選べる気軽さがある。食べ物も(たぶん)持ち込み可で、飲食店もマクドとかポムの樹とかが入っていて、やたらと割高なパークオリジナルの食事に囲い込まれることがない。あれはあれで特別感があって良いのかもしれないが、自分は家族連れがベンチでお弁当を食べている風景が見られるほうが好きだなと思う(USJとかは持ち込み禁止だったような気がするけどもう10年くらい行ってないからわからない)。

観覧車にも乗った。

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観覧車や高層マンション、遠くの風景を見ているぶんにはいいのだが、観覧車だと隣のゴンドラ・マンションだと自分のいる階の外壁とかが目に入ると急に怖くなる。たぶん自分がいる場所の高さを急に客観視するからだと思うが、ほとんど他人に共感されたことがない。

4月26日(火)

朝5時に目が覚める。いつものようにスマホ片手にSNSを徘徊するくらいならと思い、飛び起きて朝食をとってコーヒーを淹れた。NHKのニュースを流しながら本を読んでいたがなんとなく落ち着かず、いつもより早めの電車に乗り出勤。一本早いからといって人が少ないということはなく、むしろ混んでいる。職場に早めに着くと気持ちに余裕があるが、いつもより一時間早く行動しているせいか頭がぼーっとする。気圧のせいかもしれない。いまの職場はもともと官僚的な風土だったが、この春の人事異動でそれがより強まった感がある。そもそも転職する前は「肩書きや年齢に関係なくフラットな関係性第一」みたいな環境に身を置いていたので入った当初は面食らったが、さすがに慣れつつあったところにこれである。ルールのまったく違う環境に身を置く時間がないと持たない気がする。

よく聞いているポッドキャストの方が同い年だということがわかった。最近の回で語られていた「実年齢より若く見られる」話は共感しながら聞いた。自分の場合、「若く見えますね」というのは20代後半くらいからちょくちょく言われ始めており、自分の実年齢と一般の社会的な立場との乖離ができ始めたのもこのあたりだと思うので、まあ理解はできる。

4月27日(水)

ワクチン3回目。接種後の待機15分間のメモ。

接種した直後からうっすらとだるい気がするが、これは体内に異物を入れたことのプラセボのようなものだと思う。このだるさが意識化されるのはこの15分の間にやることがないことも影響している気がするが、発熱しだしたらそうはいかなさそう。

この日の深夜から38℃超えの発熱。しんどすぎる。2回目くらいまではものめずらしさもあって乗り切れていたが、さすがに3回目ともなると新鮮さのかけらもなく、ただただダルい。まる1日発熱と頭痛でダウンしていた。

これは4月によく聴いた曲です。4月も終わるけれど毛布がしまえない。

3月31日(木)〜4月15日(金)

日記、しばらく寝かせていたので時系列がおかしくなる気がするけど気が向いたことを書いていこうと思います。

3月31日(木)

ミニ四駆がしたい。TwitterのTLで見かけていいな〜となった。どこにも貼らずに溜まっていく銭湯とか好きな音楽とかのステッカーをベタベタ貼りたい。そういえば最近見たテレビ千鳥でもミニ四駆で遊ぶ企画をやっていて良かった。大人が子どもの頃の遊びに手を出すときはたいてい、「財力にものを言わせて好きなだけ買える」みたいな話になりがちだが、あくまで好きなマシンを1台選び、じゃんけんで買ったほうがパーツを2個だけ選ぶというルールもよかった。限られた条件のなかでパーツを選ぶ楽しみ。何より大悟が「ニンジャ」(タミヤ製でない、ミニ四駆を模した玩具)を使っていたのをタミヤの店内で告白し、タミヤのコースで実際に走らせているのがよかった。みんなでミニ四駆で遊んでたら非純正マシンやモーター使ってる子が一人はいたよなあというのを思い出す。あと、ミニ四駆はコースの特性に合わせたパーツの取捨選択(装備を増やせばいいというものではない)が重要というのは大人になってわかったことで、小さい頃は小学館だかタミヤが出していた教則本のとおりの装備にしようとしていた気がする。地道なトライアンドエラーから答えを導き出そうとするのではなく、教科書的な答えを欲しがろうとするあたり、性格が出るなと思う。誰かミニ四駆やろう。

4月10日(日)

空気階段の単独公演『fart』を配信で観た。本人たちの事前の触れ込みどおり下ネタが多くてそこはちょっとなと思ったが、全体としてとても楽しかった。「歴代徳川将軍のモノマネを江戸時代から一子相伝する親子」が出てきたのだが、テレビのモノマネ番組にエントリーするという父親(鈴木)に疑問を呈する娘(水川)に対し、父親が発した「父さんな、何か目標がないと…潰れそうだ」の一言に悲哀を感じてめちゃくちゃ笑ってしまった。お笑いのライブも生で観に行きたいなと思う。

4月12日(火)

銭湯に行った帰り、餃子屋でビールと餃子とカツサンドをいただいたせいで1週間ずっと胃の調子が最悪だった(どれもすごく美味しかった)。1日〜2日したら治るでしょうと思っていたら全然そんなことはなく、胃薬飲んでもずっと食欲がなくて、ずっと流動食みたいなものばかり食べていた。体は資本ですね。

4月15日(金)

さすがに冬も終わったので銭湯の新規開拓を解禁した。初訪問の銭湯に行くときは、その道すがらや脱衣所や浴室でいろんなことを感じたり考えたりして、風呂から上がったらぜひ書き留めておきたいと思うのだが、その数分後にはたいてい忘れている。知らない路地を進むのはちょっとドキドキするとか、煙突や建屋を見つけたときにパッと気持ちが明るくなるとか、中に入ると常連の人が多くて少し緊張感を覚えるとかそういうことを。これらも含めて新規開拓の楽しみなので、ちょっとずつやっていきたい。

f:id:r_ps22:20220424095932j:imageこれらは3月によく聴いていた曲です。