とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

ZINEをつくりました

ZINE(ジン)をつくりました。

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「ZINEとは英語で、「個人または少人数の有志が非営利で発行する、自主的な出版物」のことだ。(『野中ももの「ZINE」小さなわたしのメディアをつくる』)

◎経緯 

ZINE作成には以前から興味があって、文学フリマ(※)には客として行ったことがあったけれど、なんとなく縁がないなあと感じていた。そんな中、通っている銭湯で去年の秋にZINE持ち込み企画をやっておられたので、このブログの2020年4月の日記をまとめたものを作って置いた。

 ※小説やエッセイなど、幅広い「文学作品」の展示即売会。

主催の方が読んでくれたり、会ったこともないお客さんが読んでくれたという反応を店主の方づてに聞いたりして、気をよくして2冊目を作ろうという気持ちになった。

◎今回やってみたかったこと 

・表紙をちょっと分厚くする

前回は本文も表紙も全部コンビニのコピー用紙を使ったので、手に取るたびに折り目がついたりしてちょっとな…と思っていた。紙の種類には疎いので、とりあえず家庭用プリンタで使える・手触りがよい・お手頃なものを文具屋で買ってきた。

InDesignを使う

前回はぜんぶwordで作業したのだが、パソコンが古いせいか動作がクソ重く、まとめ作業中に発狂しそうになった。出版物づくりに特化したソフトへの興味と、Adobe製品使えたらなんかかっこええなという下心で使ってみた。ちなみにソフトは買い切りではなく一ヶ月間だけのサブスク契約。契約更新日までに完成させることにした。

・複数冊つくる

知人・友人にZINEを作ったという話をすると「読んでみたい」と言ってくれることがあったので、もしそういう人がいたら渡せるようにしたいなと思っていた。

◎内容

・2020年5月〜7月の日記のまとめ+あとがき
・A5サイズ、本文38ページ

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主に、このブログに以前書いたことを加筆修正したものです。

 -シェアハウスでの生活

 -30過ぎての転職活動

 -それに伴いじわじわと体調を崩していく様子

 -銭湯めぐりの解禁

 -配信ライブが嬉しい楽しい

などについて書いています。ですが、某共同生活リアリティショー的な描写や転職活動のノウハウなどは一切ありません。淡々とした生活の記録です。最後に、日記を読み返して思うことなどを「あとがき」として加えました。

完成間近のタイミングでTwitterを開いたら、プロの編集者の「有名人でないかぎり個人の私生活に興味は湧きません。よほどの文才がない限りは」という趣旨のツイートを見て心が折れそうになったけれど、なんとか耐えた。

ジンを作る人たちに「自分のことを伝えるなんて恥ずかしい」だとか「自己満足」だとか「ガス抜きに過ぎない」だとかの意地悪を言う人たちもいる。だけど私は「伝えてみないと何も始まらないのでは?」と思う。ジン活動は自分の人生を主体的に生きるための練習であり、同時にかけがえのない本番。(『野中ももの「ZINE」小さなわたしのメディアをつくる』)

その編集の方の発言はZINEに向けられたものではないし、「意地悪」で言っていないのは十分理解できるのだけれど、救われた。野中さんありがとう…。

◎置き場所など

・源湯(京都市上京区

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twitter.com

上述した銭湯です。風情と渋さがあって、ゆったりできて、ちょっと刺激もあるような、すてきなお風呂です。「春のZINE祭り」という、誰でもZINEを持ち込めるゆるい催しが開かれているので、そこに置かせてもらいます。

・手渡しなど

もし「手にとって読みたい」という奇特な方がおられたら、DMなどください。手渡しか、あるいは送りつけます。

◎ふりかえり

・基本は大事

喜び勇んでInDesignを使い始めたはいいものの、ひととおりの操作を覚えるので一苦労だった。諸々の機能は慣れれば(そして覚えていれば)次に何か作るときに効率化につながるだろう…と期待したい。あと教則本とかを見ずにネットで適当に調べながら作業したので、後半に大きな問題が発生して破綻した。なにごとも基本は大事。ちなみに(当たり前ですが)InDsignを使ったからといってクオリティが爆上がりするということはなく、編集やデザインのプロに対する畏敬の念が高まりました。

・文字ばっかりになった

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行き当たりばったりで作っていたらものすごいページ数になってしまい、中綴じ製本(真ん中をホチキスで綴じる)の限界を越えたので、段組を変えて、思い切って写真とかを削りまくった。上は、数少ない写真のあるページ。もう少し写真とかを入れたかった。あと行頭一字下げとか全然やってないな…とあとで気づいた。

・安いプリンタは字がぼんやりする

テストプリントのたびにコンビニに行くのが面倒で、中古の安いプリンタを買ったのだが印字がぼんやりとして読みにくかった。なので結局、本文はコンビニプリントすることにした。 プリンタはテスト用と割り切って使うことにします。

◎最後に

自分で作るのは楽しい。

完成までのことをちょっとだけ日記に書いていたので、よかったら読んでください。

r-ps22.hatenablog.com

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