とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

2023年5月14日(日)

雨。

バスを乗り継いでお土産を買う。市バスでギャン泣きしている3歳くらいの女子が、母親からもらったグッピーラムネで息を吹き返したように機嫌がよくなった。えへえへえへと笑っている。子どもはこんなにもコロコロ様子が変わるものか。いっぽうで運転手の機嫌がとことん悪い。次々乗り込んでくる客に高圧的なアナウンスを繰り返したあげく、力任せに窓を閉めて「嫌なら他のバスに乗れよ」と吐き捨てた。怖い。

久しぶりに歩く地元の町はすっかり変わった。通っていたスイミングスクールはなくなり、場所を正確に思い出せない。小さなパン屋やスポーツショップは当時のまま残り、知らないセブンイレブンができている。神社に参拝して喫茶店で食べ過ぎたあと、実家に帰り大切な用事を終えた。

実家を出て、中学時代の友人と合流する。数年間フランスで料理人として働いた彼は、来月から東京で働くらしい。代官山のセレブリティを相手にする店のようで、俺みたいなもんがなあと言っている。日本酒をたらふく飲んだあと、北大路大橋の上で彼の次の家賃と給料を聞き、人生何があるかわからんなと話す。解散したあと、地下鉄を降りて音楽を聞きながら住宅街を歩いていたら急に感極まってしまった。感覚の閾値がおかしくなっている。鼻をズビズビ言わせながら家とは逆の方向に四つ角を曲がってみたりして、すれ違う人に見られないよう顔を伏せて歩いた。