晴れ。
さいきんよく眠れていたのだが、また中途覚醒が出てきた。よく眠りたい。猫を見た。黒猫2。
会議を終え、疲れた体でずるずると階段を登っていると壁に500円玉くらいの突起が飛び出ている。「あぁこれは(金属だ、引っ掛けたらあぶないな)」と触れると突起がパタパタと羽ばたいて飛び去った。上司の仕事をしない上司が「チョウチョやったね」と言ったが「あれは蛾の色でした」と答えた。
帰り道、看板のないおしゃれラーメン屋に入った。ラーメンはそこそこ美味かったと思う。思うが、洗練された内装に低音強めのBGM、なにより店名を掲げないことによって逆に自我を強く感じてしまい落ち着かず、味をよく覚えていない。店を出ると、軽快なテンポで歩くスーツ姿の男がすれちがいざまにおならしたので2度見した。男は何事もなかった様子で、競歩のようにお尻をぷりぷりさせながら遠ざかっていく。
観光ホテルの上のほうから、せり上がるような甲高い歓声と拍手が聞こえる。20〜30人はいるだろうか。声が若いので修学旅行生かもしれない。玄関からロビーをのぞいても何も見えず宴会場だろう。アンコール！アンコール！誰かが何かを煽っている。わかりやすい乱痴気騒ぎだ。
体勢を整えたのち玉の湯へ。外国人を交えた大学生くらいの6人組がわかりやすく国際交流をしている。日本人らしき子が、まず体を洗うんだよ、家に風呂があっても癒しを求めて来るんだ、浸かる前に体を流すんだよ、と説明している。英語をあやつる彼はどこか得意げだ。
