6月12日(月)
雨。歯が痛い。
人身事故の影響で電車が遅れていて、高校生がホームでバナナを食べている。数年前に途中で頓挫したミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』をもう一度読み始めた。前よりも読める気がする。電車は異常な混み具合で体が潰れる。
退勤して、除湿機がほしいのでYouTubeのレビュー動画などを見る。やっぱりシャープですかね、と思いながら風呂への道すがら猫を見た。玉の湯のご主人から、奈良の御所宝湯に行った話を聞く。奈良行きてえな。水風呂で話す大学生らしき2人組が若い。仕送りもらってるん。いやもらってない。そうかすごいな。おまえは。おれはまあ。
心が穏やかなのだがこう、日記を書く張り合いがない。忙しさの中で何くそという気持ちの方が書ける気がするな。必死で楽しみを見つけようとするというか。スズキナオさんも会社員時代のほうがチミドロ(バンド)活動に没頭していたと言っていた。
6月13日(火)
曇り。猫3。みんなこっちを見ていた。
引き続き『日常的実践のポイエティーク』を少しずつ読み進める。たしかにおまえの言うとおり、通勤電車ではある程度没入できるタイプの本を読むがいいのかもしれないね。昼、マスクを外してポケットに入れて取り出したら紐が取れたので予備を使った。安いやつはやっぱりだめ。
帰り道、何人かの日記を読み自分の日記ページに戻るとハゲ広告が出てくるのが嫌だな。なにか考えよう。定時で帰ってきたからといって何かできるわけでもなく横になる。長時間の残業は異常な量のアドレナリンで誤魔化しているだけなのだろう。もちろん家にいても異常アドレナリンは出ないので、体の声にしたがい休むのが吉となる。気合を入れて本を読むくらいの元気は残しておきたい。
