とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

2023年5月6日(土)

薄曇り。
二条城で開かれているKYOTOGRAPHIEの展示に行く。会場入り口にいたスタッフの1人から「あら、あなたたちどうせ何もわからず来たんでしょう。まぁ入れてやってもいいわよ」というノンバーバル・メッセージを受け取って出鼻をくじかれた。発話の意味は「専用のチケット必要やからこっちで買ってや」なのだが、声の出し方、テンポ、視線の全てが私たちの心を冷やした。中にいる別のお姉さんはとても親切で救われた。

www.kyotographie.jp

観たのは高木由利子さんの展示。

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格好よかった。とにかく服が格好よかった。

自分は芸術の一分野としてのファッションに疎い。ファッションショーなどで披露される服は、日常的に着るそれとはかなり距離があるような気がして、ずっと捉え方がわからなかった。けれど今日はじめて、鑑賞する対象として衣服の写真をじっくりと眺めた。好みの服を店舗やネットで探すことはあれど、それはいつも「自分や身近な人が着ること」を前提としている。着る予定のない服を眺め、綺麗だとか美しいとか艶かしいと思う。衣服も絵画を見るように楽しんだらいいのかもしれない。

帰宅して、堕落したGWのお供に『天使にラブソングを』を観た。子どもの頃に金曜ロードショーでつまみ食いして以来で、最初から最後まで観るのは初めてだった。世の中には金曜ロードショーで観るタイプの映画というのがある。歓楽街をシスターたちが制服でそぞろ歩く様子が、滑稽でエネルギッシュでかわいくて可笑しい。そしてやっぱり歌がカッコいい。愉快で気持ちのよい映画だった。