7月29日（月）
作業日。昨日のSNSの話の続き。たとえば極端な話、国が戦争します、国家総動員です云々とか言い出したときにすぐ抵抗できるかどうかみたいなことは重要だという気がしていて、ふだん社会的な問題について積極的にSNSでシェア・拡散しない人、それは自分も含まれるのだが、そういう人がそういう事態に対して結果的に黙秘してしまうのではないかみたいな懸念と、必ずしもそうとは言えないんじゃないか、という思いの両方がある。
けれど何かあったときに抵抗する力というのは重要で(すでに今その「何か」の渦中といえる気もするが)、読んでないけど鶴見俊輔が『身振りとしての抵抗』という言葉を使ったようにある程度抵抗の身振りに慣れている必要があるとは思う。デモに立ってみてわかったことだが、路上に出て声を上げることには回数を重ねることによる慣れのようなものがあり、１回目よりも2回目のほうがなんというか居所の悪さみたいなものは薄れていたし、自分の身体を使って抗議することができるのだという感覚をもっていることは重要だと思う。
スマホがほぼ身体の拡張、SNSが対人関係を構成する空間のもう一つのリアルなのだとすれば、情報をシェアすることの身体性みたいなものも確かにあるといえばあるような気がするし難しいところだけど、シェアを積極的にしないからといってそのスタンスを否定してしまったらいずれその反動がくるというか、こっちが正しくてあっちは間違っている、という論法にいとも簡単に転じてしまうのではないか、という懸念がある。
7月30日（火）
あまり記録も記憶もない。昨日『爆走兄弟レッツ＆ゴー！！』劇場版を見て、やっぱりいいアニメだなと思う。懐古趣味と言われればそれまでだが、劇場版ならではの演出とストーリー展開、テンポとスケール感、絵の描き込みやカメラアングルなどがとても良かった。
7月31日（水）
疲れが出たのかほぼ１日中寝ていた。眠い、という感覚があるとき同時にだるい、というのがきて、そのあとこのままじゃまずいんじゃないか、というのがくる。それは「本来なら」何か作業なり読書なりに取り組むはずなのにそれができていないこと、そういうフレームで気がつけばものごとを捉えていて、自分を今だめな状態だとジャッジしてしまう思考の流れがある。事象としては頭が働かない、眠たい、ぼーっとする、という感じで、夏バテっぽいのかもしれないしそもそも夏バテってなんなんだという感じなのだが、疲れが溜まっている、それが取れていない、身体が休めといっている、というサインだと淡々と捉えていったん休める、というのは必要なことなのだろう。夜、銭湯に行って温冷交代浴でずいぶん持ち直した。自律神経がおかしくなっていたのだろうと思う。
