とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

6月15日(土)〜19日(水)

6月15日(土)

午前、PC作業。午後、観葉植物の鉢のペンキ塗り、KAFE工舟で家庭内打ち合わせ。のち、VIDEOTAPEMUSICのライブ@堀川会議室。日本各地で入手したVHSテープからサンプリングされた映像がプロジェクタを通して壁に映し出され、山内弘太さんのギターとVIDEOさんによる詩の朗読が重なる。映し出されるのは家庭用ビデオで撮影されたであろう、名も知らない人たちが行楽地などで過ごすひとときを収めたごく私的な映像だ。VIDEOさんによって掘り起こされなければこうして赤の他人の目に触れることのなかった映像であることを思うと、見てはいけないものを覗き見しているような、あるいはここに映っている人たちは今どうしているんだろうかと想像してしまうような、急に他人の人生が自分の時間軸に強制的に流れ込んでくるような、妙な気分になった。山内さんとのセッションが「本編」とのことで、その後は「自主的なアンコール」として新譜『Revisit』収録曲が披露された。予算的に躊躇っていたのだが、ライブが良すぎてカセットブックを購入。勤務の休憩中に来たというNくんと少し話してから、ずぶ濡れになって帰った。

6月16日(日)

九時五時の日。午前、Yさんによるパレスチナ支援企画の一環のレモンスカッシュをいただきにホホホ座へ。アーティフ・アブー・サイフ『ガザ日記 ジェノサイドの記憶』を購入。午後、いのうえの餃子で昼食。コーヒーハウスマキで文章を書く作業。出町座に『悪は存在しない』を観に行こうと思っていたが文章作業が終わらずあきらめた。マキが17時で閉店、デルタのところでデモに行った日のブログの下書きを読む。もうなんかよくわからなくなってきた。頭が疲れている。

6月17日(月)

頭を休める日。アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!』を観て寝たり起きたりする。

6月18日(火)

連続テレビ小説『虎に翼』を後追いで見始めた。もう序盤からおもしろい。題材といいテンポといいキャラクター設定といい、良いドラマだ。とくに伊藤沙莉の表情と動きがいい。下手をすると顔芸やギャグになってしまうのでは、というコミカルな演技がぎりぎりのところで自然に見えるのが不思議だ。

6月19日(水)

午後、散髪へ。会計時、スタンプカードにスタンプを押してもらったとき「このQRコードからも予約できますんで」と言われて面食らった。数年前にスタンプカードが導入されてから今のいままで全く知らなかった。LINEでできるならそのほうが楽なのでありがたい。もう何年も通っているので緊張するというほどではないが、やはり電話するときには「電話するぞ」という微細な気合が必要だ。出て、府立図書館を徘徊。文藝のパレスチナ特集などをめくる。誠光社へ移動し辻山良推『しぶとい十人の本屋』を購入。小さな出版社の方が来られていた。

かもがわカフェへ移動し友人のYさまと合流。なんだかイニシャルYの人がまわりに多い。しばらく滞在したあと場所を村屋に移して仕事の話、本の話、インディーゲームの話、音楽の話、文章の話などをした。6月1日に参加したデモ以降、書くことがストップしているという話もした。どこかで誰かが「久しぶりに会う友人と昔の話しかできなくなってゆく」と書いていたのを目にしたことがあるが、こうして数年ぶりに会ってもなんとなく今考えていることややっていることを話したりできるのはありがたい。互いの関心が似通っているようで全然違ったり、けれどところどころ重なっていたり、バイブスが合うようで考え方の傾向は結構違っていたり、いろいろ要因はあるのかもしれないが、なんとなく距離感の取り方というか対人関係における土俵の広さが似ているのかもしれない、というようなことを思うがどうだろう。関係ないかもしれない。久しぶりに酒を少し飲んだ。

f:id:r_ps22:20240621153331j:image