6月10日(月)
休みの日。心身をリラックスさせることに全振りする。
6月11日(火)
コクヨの「情報カード」という紙に、ふだん思いついたことを書き込んでいる。
75mm×125mm、ちょうどスマホくらいの大きさの厚紙で、アイデアを書き留めておいておき、たまに分類・整理している。そのカードがどこにも売っていない。最初に買ったのはヨドバシカメラ京都店なので「どこにも売っていない」というのは嘘だが、そのほかの文具屋を3軒くらいまわったけれど扱っているのはコクヨではなく別のメーカーのもので、サイズは同じだが微妙に罫線のデザインが違っていて、アイデアを書き込む用途としてはノイズになりそう、と思い購入を見送っている。
とはいえまだ3軒か。ロフトとか東急ハンズに行けばいいのか。そうなると結局街中に出ることになる。ここ1年くらいで街に出ることがおっくうになった。前はもう少し街に近いエリアに住んでいたので気にならなくなったが、今住んでいる場所が比較的静かなので繁華街には明確な用事がないと行かなくなった。Amazonもよくイスラエル支援企業だと言われるのでちょっと今は積極的に使いたい気持ちになれず、どうしたものかと思う。やはりヨドバシ近くに行くときに買いだめしておくのがよいか。
パレスチナ問題に関連して、イスラエル支援・関連企業への不買・ボイコット運動というものがあり、自分も行かなくなった店がいくつかあるが、ではボイコットが推奨されている企業がいったいイスラエルとどのような関わりがあるのか、についてはあまりわかっていないことが多い。ので、AmazonやGoogleなどについて調べるといろいろな情報が出てくる。じゃあGoogleを全く使用せずに今の生活が成り立つかというとどうなんだろうか。クラウドのスプレッドシートはフル活用しているし、また別会社だがパソコンはApple社製品を使っている。途方もないボイコットレースだ。これだけ世界が入り組んだ社会に生きている以上、不買運動を貫徹しようと思うと山に籠もって自給自足しなはれ、ということになるのだろう。だからまあ、やれる範囲でやっていきましょうということになるのかもしれないが、プラットフォーム企業に依存することの弊害はこういうところにも出てくるのだなと思う。
6月12日(水)
昨日すだれを取り付けたので、朝、寝室が涼しい。買ったのは昨年夏で、押入れの奥に眠っていた。もっと早く取り付ければよかった。
6月13日(木)
銭湯掃除。
6月14日(金)
PC作業。夜、妻と連れ立って蛍を見に行くことにした。自転車を転がして上賀茂神社の小川に行くと思ったよりも人がいる。家族連れが多く、みな目的は同じようだ。川に近づくと早くもひとつ、ふたつと緑色の光が見える。さらに川沿いを上流のほうに伝っていくと人だかりがあり、私たちもそれに倣ってって覗くと茂みの向こう、人が立ち入れないエリアに緑色の光がたくさん点滅している。思えば、ここまでたくさんの蛍をはっきりと見たのは初めてだったかもしれない。まわりにいる子どもたちは、小学生かそれより小さいくらいだろうか。生まれて4年だか5年そこらで、これだけの蛍を目撃できているこの子たちを、少しだけうらやましく思う。
ふわふわと明滅しながら舞っているうちの一匹が、人の目の高さくらいの生け垣に止まり、目の前にいた家族連れの母親らしき人がそっと手で包んだ。みてごらん、とばかりに母が手を少しひらくと緑色の光が漏れ、子どもたちが覗き込んでいる。私たちも少し離れたところから、いいなあと言いながら遠慮がちに覗いた。また目の高さに来てくれないだろうかと少し歩いたが、そう都合のよいことは起こらなかった。