とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

3月9日(土)〜3月10日(日)

3月9日(土)

親がうちに訪問。晩白柚(バンペイユ)という日本一大きな柑橘類を食べた。

3月10日(日)

午後、妻の知人の方が数年前に一乗寺にオープンした服屋についていく。通りを進んでいくと目に入る急なコンクリ3階建ての店はひときわ異彩を放っていて、妻がお店の方にチューリップの花束を渡して再会を喜んで、僕ははじめましてと挨拶をした。妻が服を選んでいる間は試着室のカーテンが閉められることになり、僕とお店の方の2人になるのでいろいろな話をして時間をつなぐことになる。植物園いいですよねという話や、出身の話、結婚までの経緯の話、妻とお店の方との出会いの話。こういう話にはある程度の、世間一般的な社交辞令的な側面があるものの、それをおこなう一連の時間の心地よさによってその社交辞令的なモードがどれくらい崩れていくかによって、そのときの自分のコンディションや相手との相性とか、いろいろな要素を図ることができる気がする。この日はわりとリラックスして話すことができて、普段は何をされてるんですかと聞かれて「事務の仕事してるんです」と答えると「ええ、事務にしておくのはもったいないですよね、聞き上手というか」と言ってくださった。

店をあとにして、別のいくつかの店に寄り道してから大垣書店に行きコミックコーナーに向かう。昨日『Dr.スランプ』を手元に置いておきたいという気持ちになりメルカリやヤフオクを徘徊したが、カラーページを忠実に掲載して表紙を描き下ろした完全版はもう絶版で、15巻セットで定価の2倍以上の値段がついていて迷ったがさすがに買えないと思い、現在流通している文庫版を買うことにした。ジャンプの棚には「追悼 鳥山明」と適当な白紙に適当な手書きで書きつけてあり、形だけだったらやるんじゃないよと思いながら文庫漫画コーナーに向かうと1巻と4巻だけ歯抜けになっていて、そのほか7冊を手に取るタイミングで急に今こんな大人買いをしたら明らかにミーハーだよなという気持ちに襲われ、別コーナーにいた妻に話すと「でもどうせ全部買うんでしょ?」と言われそのとおりだと思い直し、ずっと引き出しにしまわれていたQUOカード1,000円分を使ってお会計をした。店員は終始機嫌が悪く、別の店で書いたかったなと思ったがこういう買い物をできる本屋が他にあまりないのだ。恵文社Dr.スランプは置いていなかった。

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