とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

7月22日(木)〜8月7日(土)

7月22日(木)遅効性の楽しみ

ZINEを送った人から投げ銭をもらった。送ったのはもう2ヶ月とか前で、自分でも忘れた頃に反応があったりするのがおもしろい。こんなこと書いてまとめて何になるんだろうかと思うこともあったけれど、書いたものを瓶詰めして海に流すような感じだなと思う。その瓶を手に取る人や取らない人がいて、取った人から反応があったりなかったりする。忍耐とある種の鈍感さのいる営みのような気がする。即効性でない、遅効性の楽しみ。

 7月25日(日)モルック

初めてモルックをやりました。

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楽しかった〜。私は小学生の頃サッカーをやっていたけれどヘディングが嫌すぎてしれっと避け続けていたような人間で、フィジカルの問われる接触プレイも苦手で、そういう身体的に「痛い」要素がないのが良い。あと物を的に当てて倒すという意味ではボウリングに似ている気がしたけど、次のプレイヤーの邪魔をするなどの駆け引き要素もあるのでプレイヤー間の実力差が少し攪拌される(気がする)。ボウリングは個人の実力差が如実に出るので、やっていて自分の下手さだけが露わになっていく感じがすこし辛い。モルックは「競う」という要素の度合いが自分にとってちょうど良い気がする。まあこの日のプレイヤーの大半が初心者で実力差に大きな開きがなかっただけかもしれない。あと道具がシンプルなのもなんとなく気持ちが良い。またやりたい。

8月6日(金)自転車通勤

通勤に自転車を導入した。今の通勤手段は徒歩〜地下鉄〜JR〜バス、という具合なのだけれど、バスの乗り継ぎの悪さ・本数の少なさ・渋滞による所要時間の多さがストレスになっていた。ので、いつか職場の最寄り駅に自転車を置いてチャリ通勤を試してみようと思っていたのだが、なかなか前に進まず、この間ようやく手頃な中古クロスバイクを見つけて駐輪場も契約して、この暑いなか部分的な自転車通勤をした。結果はまずまず良好で、バスで20分かかる(待ち時間が発生すると30分)ところが自転車だと約15分で済むことがわかり、1本程度早い電車に乗ることができることもわかった。汗だくになる・行きが登りでしんどいという代償を払う必要があるが、今のところ悪くない。

8月7日(土)半券

数日前に観た映画の半券を整理していて、小学生の頃、近所の市民会館のホールで上映されるアニメ映画の割引券が学校で配られて、それを大事に取っておいたことを思い出した。割引券というくらいだから1回使えば手元に残らないような気もするけれど、それらの映画(ドラゴンボールゴジラなど)は確かに観に行った覚えがあるし、保管していた券の束を取り出しては絵柄を何度も眺めていた記憶もある。あの券に比べたら、今の映画の半券はタイトルと時間が印字されているだけで味気ないなと思う。前売り券でも買えば違うのだろうけど。ああいう割引券配布の文化は今でもあるんだろうか。シネコン全盛の今、もはやなさそうな気がする。というか市民会館で映画を上映すること自体がなさそうだ。それとコロナ禍になってからチケットは千切られなくなり、「半券」ですらなくなった。

7月4日(日)〜7日(水)

7月4日(日)歪み

友人から紹介してもらった整体院に行った。自分は中学生くらいの頃から背骨がS字型に歪んでいて(後ろから見たら文字通り「S」の形に歪んでいて右肩が下がっている)、事前の問診票で「体の歪みは体調にどの程度影響するのか」という質問を書いた。先生は「まあ『歪み』という言葉自体、業界が客寄せのために作った言葉のような面もありますしね。人の身体は左右非対称なものですし」と言っていたが、いざ背中を見てもらったら先生が絶句して「これは思ったより歪んでますね…」とiPadで写真を撮り始めた。「これは疲れやすくて当然です」みたいな意味のことを言われて、以下のようなことをメモした。

おれの体はどう考えてもどうしようもなく歪んでいて、それを受け入れてやるしかない。先生もこれをどこまで正すのかは難しいところだ、と言っていた。もうそういう身体の人なのだと。そう思うと人と比べたりするのは無益だなと、そんなことを思った。

7月6日(火)物欲

プロジェクタ買った。喜びのメモ。

プロジェクタが届いた。明るさも十分だしうわーってはしゃいだ。確かに解像度的な意味ではもうちょっとほしくなる(※)のかもしれないが、今は十分だ。でかい画面でオッドタクシーとかフレシノのMVとか見て満たされた。 

 (※もう少し高解像度の上位機種が欲しくなる、の意)

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最近物欲が高まっていて、冷静に見たらいろんな種類の私生活の満たされなさをモノで埋めようとしているなおれは。と思うのだが、なんかそれはそれで認めて、欲しくて買えるなら我慢せず買おうやというモードに最近なっている。ちょうどこの頃に読んだ小沼理さんのブログにいたく共感した。

ストレートに「ほしい」と言うのと、欲望を隠してすました顔でいるのって、本当に品がないのはどっちだろう。それは時と場合によるかもしれない。そしてもちろん、買うという判断が間違っているわけではなく、それなりの合理性があるのも事実。でも、「欲望によってそれを選んでいる」ことを隠そうとする心の働きがある場合、合理性で選んだと思い込める時こそ危険だ。欲望を漂白することに慣れると、きっとどこかで歪みが生じてくる。私はもっと自分に正直になったほうがいいと思った。(ヌマ日記:積み上げていく[2021年6月27日(日)晴れ]より)

もう我慢できない、もう我慢しない(折坂悠太『wadachi2020』)

曲中のニュアンスは違うけど。

7月7日(水)何者

熊代亨『何者かになりたい』読了した。主にアイデンティティの話で、関連してこのへんのブログ記事も読んだりした。

amamako.hateblo.jp

www.du-soleil.com

www.du-soleil.com

年齢は強制スクロールされていくが、価値観は任意スクロールできてしまう社会である、みたいな話は身につまされるところがあった。この1〜2年は自分のいろんなアイデンティティが変容する時期だったし、そら大変やわな〜と今の状況を俯瞰するなどした。あとはオッドタクシーの最終回を見て興奮したり、オリンピック関連のニュースにうんざりしたりしていた。

6月22日(月)〜6月27日(日)

ここ最近日記を更新する気にならなかった理由はだいたい100個くらいあって(言ってみたかった)、最近はてなブログ界隈で話題になっている「書きたいことがなくなった」という空気感にも影響されている気もして、なんで日記なんか公開してんだろうな、書きたいことなんかないわみたいな気持ちになっていたのですが、でも手元のiPhoneのメモとかEvernoteとかには何かしらメモを残したりしていて、とりあえず非公開ブログにそれらをまとめると気持ちが落ち着いた。で、気が向いた時に気が向いたことをこっちに書けばええなという感じになったので書きます。

6月22日(月)学ばないドローイング

図書館に行ってこういう本を見つけた。

『学ばないドローイング』は、「絵の専門教育を受けてない人たちが描くこと」をテーマに、従来のデッサンではないやり方で、生き生きと描く方法を学びます。 

 中学生くらいまでは絵をよく描いていたのだけれど、高校進学時に美術系高校の体験授業に行ったら周囲の絵の上手さに挫折して受験を諦めて以降ほとんど描かなくなって、でもたまに描きたいなあと思うことがあり、けどデッサンとか習うのも違う気がするし…と思っていたらこれを見つけた。最近これを見ながら、気が向いた時に描いたりしている。

6月24日(水)結婚と昇進

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件の本(『失われた賃金を求めて』)は読んでいないのだが、朝からこのツイートを見てあっけにとられてしまった。ツイートの趣旨は女性の待遇に関することだが「男性は結婚して子どもがいると昇進の根拠になる」というケースがあること自体よくわかっていなかった。今まで昇進とかそういう人事評価に乗る環境で働いてこなかったので、おれは何も知らずに生きてきたんやなと思うと同時に、「なんやそのしゃらくさい話は」となった。口が悪くなっている。いや、子どもができたらお金もかかるという事情は頭では理解できるし、自分はガンガン出世したい欲もそんなにないのだが、かといって組織内の昇進とかが結婚という私生活の領域に紐づいているというのは勘弁してくれという気持ちになる。

6月25日(金)雹

夕方、雲行きがどんどん怪しくなってきて雨だと思ったら雹(ひょう)が降り始めた。雹なんて生まれて初めて見て、窓ガラスに小石大くらいの氷の塊がどんどんぶつかってくるので割れるんちゃうかとヒヤヒヤした。けど職場の人たちみんなで「うわ〜」とか言いながら窓際に寄って、見ていてもどうにもならないのに仕事そっちのけでブラインドに指をかけながら外を見ている時間はなんかおもしろかった。 

6月27日(日)靴を磨く

中村佳穂の結婚式に父親と参列して、中村佳穂から僕に宛てたメッセージを父親が朗読する。内容はこう。私とあなたは学生時代同じサークルに所属していて、サークルの趣旨とは別に私は私のやりたいことがあるという矛盾を抱えていたが、あなたのおかげで私はやりたいことができた、ありがとう。という夢ののち起床。中村佳穂は直接の知り合いではない。午前中、なんとなく精神的に調子がよくない感じがしたが靴を磨くと少し落ち着いた。気が滅入りそうになったら靴を磨くというライフハック