とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

2月19日(月)〜21日(水)

2月19日(月)

朝、キッチンでこぼれた豆乳をぞうきんで拭きながら「牛乳ぞうきんはすごい臭いけど、豆乳ぞうきんも臭くなるのかね」と言ったら妻にあまり伝わらなかった。「それはぞうきんが臭いんじゃなくて?」と言うがぞうきんが臭いのはあたりまえで、「牛乳を拭いた」ぞうきんはもっと臭いというのはそれ単体で慣用句的な、メジャーな概念だと思っていた。必ずしもそうではないらしい。

近所のカレーが美味しい喫茶店が臨時休業してはや数ヶ月、ここ最近カレーの匂いが近辺に漂っていたり、店内で大量の玉ねぎを仕込んでいるという目撃情報があるなど、にわかに営業再開の期待が高まっていたのだが、どうやらまだ開店には至らないらしい。この日、営業が再開されれば銭湯つながりの2人と妻と一緒に店を訪問するつもりだったのだが、予定を変更してうちで食事をとることになった。大量のトマトパスタをつくりみんなで食べた。長野の話になり諏訪と松本熱ががぜん高まった。今年は行く。

夜は映画『イントゥ・ザ・ワイルド』を観た。物質社会に嫌気がさしてアラスカを目指して旅に出る主人公、これは20代前半で観ていたらかなり影響を受けていただろうと思う。今は30半ばなので自分と重ねるのにはやや無理があり、なんなら後半に登場する革職員の老人が「もう歳だ」と言いながら山を登るのをあきらめて、けれど主人公に感化されてやっぱり登るみたいな、ああいうシーンに感化されてしまった。「幸福は誰かと共有したときに現実となる」みたいな悟りのシーンがあったけれど、あれはもう20年くらい前の映画で、現代はSNSが発達しすぎていて「共有する」ことの意味が変質してしまっているのではないか。「共有すること」そのものよりもその質が重要というか。だから現代で似たモチーフで映画を作るなら、もう少し旅の途中で遭遇するヒッピーたちとの交流に力点が置かれるのでは、みたいなことを考えた。

2月20日(火)

午前、先日作ったコンポストの塗装をする。塗料は柿渋。やや疲れていた気がしたが勢いで進めた。夜、家事のことで妻とすこし喧嘩になる。20時台には布団に入って眠った。

2月21日(水)

喧嘩は和解。朝から雨で、小雨になったタイミングを見計らって取り寄せていた本を受け取りに市立図書館へ向かう。帰宅して本を読もうと思うがあまりにもだるく何もやる気が起こらないのでしばらく眠ることにする。アプリを開くと気圧が爆下がりで、やっぱり気圧によって体調が影響を受けている。夜は借りてきた外山恒一『政治活動入門』やMark Frauenfelder『Made by Hand』などを少しずつ読み始めた。