とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

2月22日(木)

午前、身なりを整え家を出て北大路の資珈琲へ。倉庫のような独特の外観なので、この店はどこで注文するんだろうかと前を通るたびに思っていたが、よく見るとカウンターがあって養生テープの切れ端に「注文はここで」「コーヒー600円」と英語で書きつけたものがそこらに貼ってある。よく見るとオリジナルのマグカップに突っ込まれたクロワッサンも売っている。確か「グッドバイブスクロワッサン」とか書いてあった気がする。カウンターの壁にはコーヒー銘柄が描かれたカードが何枚も貼ってあり、どれにするか迷っていると店主の方が「フィーリングで選んでもらっても」というのでジャケ買い的な感覚で選んで淹れてもらったら美味しかった。店内も無骨な倉庫という感じで、キッチンの中にお邪魔してコーヒーをいただくような雰囲気だった。おしゃれな人に混じって犬を散歩中の御婦人が嬉しそうにコーヒーを飲んでいたのが良かった。

出て、病院に行って診断書などを受け取る。ヨドバシカメラに寄り、ずっと買えていなかった懐中電灯やブザーなどの防災用品を購入して、京都イオンのIKEAへ。注文していた商品と違うものが届いていたようで、自宅に郵送してくれることになった。イオンを出て、東本願寺近くの食堂で唐揚げ定食。東本願寺発行の季刊誌『同朋』が置いてあり特集はカウンターカルチャー。スケボーやレイヴ文化についての寄稿やインタビューをおもしろく読んだ。相席していた向かいの客が先に席を立ち、机に残された白い皿にはカットされたトマトだけがちんまりと乗っていた。

帰り、近所のカフェでシュークリームをテイクアウトして北野武ソナチネ』を観た。少し前に北野映画を観たい時期があり、そのときは貸出中だったので今回借りたのだが、今観たい映画ではなかったのかもしれない。砂浜で人間紙ずもうに興じるシーンがよかった。ヤクザ映画は「〇〇組」みたいなのがたくさん出てきすぎて、いつも誰が何でどうなのかがわからなくなる。観終わってからWikipediaを見てなるほどねと思う。

夜、昨日低気圧にやられて行くのを断念した焼肉屋へ。店内に入ると船越英一郎木村拓哉沢口靖子の出演番組ポスターがそこかしこに貼られており、どうやら太秦などで撮影があったときの俳優御用達の店らしい。それにしても店内のどこを見てキムタクがいる。そしてポスターがかなりデカく、テレビ局に貼られている番宣ポスターだ。肉は美味かった。焼き肉はいつも一品あたりの金額が高いので注文するときに怯むが、昔に比べてそんなに量を食べなくなっている。美味しくいただいた。

帰宅し、返却期限が迫っているDVDの袋の中から『Mid 90s』を取り出して妻と観る。2人ともどんな映画かあまり知らず「おしゃれな人がおすすめしている映画」という認識だったがいい映画だった。ちょうど昼間にスケートボードカルチャーについての記事を読んだところだったのでタイムリーだった。主人公が幼くて、内から溢れ出そうなものを持て余している感じがよく描かれていた。ヒップホップとかもそうだが、どこかイリーガル性をはらんだストリートカルチャーにちょっとした憧れのようなものがずっとある。

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