とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

10月11日(金)〜13日(日)

10月11日(金)

tofubeatsワンマンライブのため大阪へ。久しぶりに下り立った日本橋周辺は外国人観光客と思しき人が多い。そして未だに「にっぽんばし」なのか「にほんばし」なのか、その区別がついていない。どちらかが東京で、どちらかが大阪。昔はこのあたりに品揃えが充実したレンタルCD店があり一時期通っていたがその店ももうなくなってしまった。会場に到着し中に入り、『トーフビーツの難聴ダイアリ―2022』を購入。ライブ中のMCでトーフさんが「弊社で初めてZINEを作りまして」と話していたが、「ZINE」のイントネーションが「韻」のそれだった。私は「菌」のイントネーションで言うので東西の差なのか?と思ったが氏はもともと神戸の人だし、どうなんだろうか。

開演前、一人で来ている女性に男性が「よくライブ来るんですか?」を皮切りに話しかけていた。女性のほうも質問を返すなどまんざらでもなさそうな様子で、こういうライブ会場での初対面同士の会話をなんだか懐かしい光景だなと思いながら眺める。

10月12日(土)

午前中、各所への連絡などを済ませて午後は農業塾。この日はさつまいも・ナス・万願寺の収穫と前回蒔いた大根などの葉物系野菜の間引き作業など。数十年ぶりに「いもほり」をやった。畝を覆っている大量のツルを切ってどかすと土にたくさんの生き物がいる。アリ、大きめのイモムシやナメクジ、名前のわからない黒光りした昆虫。「発掘作業のような感じで」丁寧に土をスコップで削ぎ落としながら芋を引き抜く。掘り出した芋の根っこを見ながら「これがリゾームか」と思う。覚えた言葉をすぐに使いたがる子どもの気分。

10月13日(日)

午前、家庭内の諸々の打ち合わせ。終えて、午後から京都府立大学・歴彩館で行われている「下鴨中通ブックフェア」に向かう。昨年はイベントそのものを知らず、たまたま前を通りかかって本をたくさん買い込んでとても楽しかった。というか、当時かなりダウナーに寄りつつあった精神状態にとてもよい刺激をもたらしてくれたのがこのイベントだったように思う。あれから1年が経ち、出店者の方に知り合いが増えた。いくつかのテントをまわって挨拶する。

終えて、誠光社で開かれていた活版印刷工房Letterpress a lotさんの展示へ。Letterpressさん、とても素敵な方だった。屋台で台湾茶をいただき、吉田寮の祭りでも覗くかと思っていたが疲れていたので帰ることに。妻と「私たちは一日一用事だね」と話しながら自転車を漕ぐ。

夜、久しぶりにぼんやりと旧Twitterを眺めていたらこの日行われていた一乗寺のイベントの盆踊りに岸野雄一さんが関わっていたことを知る。Twitterはダラダラと見てしまうと精神衛生上良くないのであまり見ないようにしていて、するとこういう情報の見落としがよく起こる。けれど「Twitterをチェックしなければ得られない情報」にしがみつく必要があるかと言われるとそれは疑問で、たとえば先日訪ねた一乗寺ブックアパートメントさんもこの一乗寺のお祭りには出店している。ということはお店で岸野さんの話題になっても全然おかしくはなかったわけで、日頃から自分の関心を自覚したりオープンにしているかどうかで情報の入り方は変わってくるのではないか、みたいなことを考える。

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