とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

4月7日(月)〜8日(火)

4月7日(火)

午前、作業。これからやろうとしていることについて、先日妻からもらった助言をもとに微修正していく。少し形にしてみて、ちょっと違うなというところを直し、あきらかに違うというルートを避け、ここぞ、というところで踏ん張る、という作業。
昼、近所の河原で花見。高齢カップルが肩を組みながら、派手めのご婦人のほうがワン、ツースリーエンフォーワン、ツースリーエンフォー、とステップを教えながら歩いてゆく。ご婦人の後頭部には蝶々型の大きな髪留め。飼い主よりも大きいとみえる犬を連れている人、仲良く手を繋ぎながらトイレのほうに千鳥足でゆくおじさん3人組、手には口を縛ったビニール袋。みんな春が来て浮かれている。ようやく人間が動く季節になってきた。

4月8日(月)

午前。進めようとしていた作業、なんとなくやる気出ず。のためソファーに寝転びながらたまっていたレシートを処理したり、口座関係の整理、メルカリ出品祭などやれることをした。午後、さあ行くぞと意気込んで本を3冊リュックに入れて近所のカフェに向かうも定休日、そうだおれにはロイホがあるじゃあないかと扉を開けると制服を着た小学生とアフタヌーンティーマダムたちで満席、すごすごと家に帰り、図書館に行こうと珈琲豆をゴリゴリしているところで花辺があると気づいてゴリゴリした珈琲を放置して飛び出す。
花辺は大きな窓が開かれていて庭の桜が満開、別のお客2人が昨日の坂本龍一のドキュメンタリーの話をしている。まだ観てない。とりあえず珈琲を頼んで『量子の社会哲学』を読み進める。圧倒的におもしろい。が、ところどころ理解の及ばないところがあり、いま読書会をするならこの本だなと思う。けれどそのタイミングで同じ本に熱量のある人がいるとは限らず、やっぱりそういう遊びを続けるには工夫がいる。
入れ替わりでイ・ラン『話し足りなかった日』を読むとストイックにガンガン仕事をしていく著者の姿が見えてきて、自分がこうしていられるのも仕事を休む猶予を与えられえているからで……みたいなことが久しぶりに浮かんだがそれ以上考えないことにした。これは必要な時間。結局キャロットケーキも注文して2時間ほど滞在したが、長居したしもうちょっと注文したらよかったかなとか、けどもうお茶もお菓子も十分いただいたんだよなとか、そういう点でやっぱりfuzukueのコンセプトや料金体系はよく練られているなと思う。
出て、一日5,000歩を目標にしているので少し遠回りして図書館に移動して読書のつづきをして帰宅。夜、妻と話していて最近甘いものをむやみに食べなくなったという話をする。あんなに毎日ドラッグストアでチョコとか菓子パンとか買ってたのに。「自分からズレたことしてるときに欲しくなるよね」、そのとおりだ。

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4月6日(土)

昨晩少しだけ呑んだアルコールが体内に残っている。夜中、鼓動が早くアルコール分解にエネルギーを使っているらしい。4:30頃に目が覚めて、いろいろなアイデアが浮かんでそれをメモしたり書き出したりしていたら7時で、さすがに眠くなり二度寝して10時頃に起きた。アルコールがあるから楽しい、というかアルコールがなければ楽しくない、みたいな感覚があまりなくなってきた。日本酒を一口味わいたい、はある気がするが、酒を飲むことが今の自分の身体に与える影響、というのは有限なエネルギーのうちかなりの量が一時的にアルコール分解に割かれるという感じで、それによる生活リズムの崩れ、という側面が気になるようになってきた。
日中、妻が自室に置いていたヴィンテージというのか、古いミシン台をリビングに出してみたいというので手伝う。部屋の隅に置いてみると案外しっくりきて、いろいろな置き方を試しては一歩下がって部屋の全景を見てバランスを取り、ここ、という位置が決まる。あわせてダイニングテーブルの向きも変えるとさらにしっくり感が高まり、やっぱり日常的に眼に入るものによって地味なバイブスみたいなものが変わるなと思う。来客があったとき「おしゃれだ」と部屋を褒められることが何度かあり、そのたびに嬉しいような恐縮するような、けれど現実は

鼻をかんだティッシュのゴミや読みかけの本や脱ぎ捨てた靴下や、大量のレシートが部屋に転がっていることなどざらで、来客時にはそれらは片付けている。

夜、妻不在だったがこの日はジャンクに走ることなく、落ち着いて夕食をつくり落ち着いた気分で食べた。先日読んだ『絶対に死ぬ私たちが知っておきたい健康の話』を参考に「食う・寝る・動くの時間を固定する」を実践しようと思い、一日のスケジュールを円グラフのような形にして書いてバインダーに挟んで机の横にひっかけておくことにした。

 

4月4日(木)〜5日(金)

4月4日(木)

朝、ラジオ体操とヨガを継続。ベランダのプランターを見てみると、どの緑からも新しい芽が出ていて、これが芽吹くということ。家の中の植物が増えてくるにつれ、どれに、どのくらいのペースで水をやればいいか書き出そうと考えたこともあったが、機械的なルーティンにするよりも毎日見て変化に気づき、会話するような気持ちで水をやったりやらなかったりすることのほうが重要ではないか。

午前、買い出し。BOSEノイズキャンセリングイヤホンの旧モデルが安くなっており、YouTubeのレビューを見るとAirPodsよりノイズキャンセル機能が高いがホワイトノイズが気になると言っている人が複数おり、近くの電器店で試してみようとしたが取り扱いがなかった。無印へ移動してトタンボックスなどを購入。先日の良品週間でもさんざん買ったが、もう使用頻度の低い日用雑貨や思い出の品などを靴の空き箱に入れ続けるのをやめにしたいのだ。こんなに箱ばっかり買ってどうするんや、という気持ちがしないでもないが、いまは生活におけるノイズ除去、それが一番大事。

午後、靴の空き箱からトタンボックスに物を移動させて部屋の整理。ずいぶん気持ちよくなったがまだもう少し必要なものがあり、明日また無印行くかと思っていたら妻から連絡があり、注文していた無印のラグが届いたそうなので今夜取りにいくことにする。夜、植物園の桜のライトアップを見たあと、無印でラグが梱包された大きな筒を受け取り、腕で抱えて運ぶ。どうにも持ち方が定まらず、右脇に抱えると討ち入りスタイルになった。

44日(金)

調子がわりと良い。午前中、きのう思いいたったことを形にしてみようと作業するがどうにも手が動かない。いまの自分の様子を写真に撮れば「椅子に座り机に向かってキーボードを叩いている人」というのはいつもと変わらないが、内面のうごきがまったく違う。指が全然動かない、急に楽しくない、誰かにやらされているような感覚になる、何かがズレているような気がしていったん寝かせておくことにする。

午後、生活史の私家版を進めなくてはと思い、今できているところまでPDFで書き出してコンビニのコピー機で出力するとまずまずといった出来。組版のことはわからないので、手元のZINEなどと見比べながら文字の大きさやフォント、上下段のスペースなどを見よう見まねで調整する。夕方は川まで散歩。先日読んだ本の情報にしたがって一日6,0000歩をめやすにしようと思いここ2日くらいはiPhone非携帯を解禁して歩数計測するとぜんぜん足りていないので歩くことにした。平日だというのに花見客がたくさんいる。毎年思うことだが川縁に座って酒を飲んだり弁当を食べたり笑って闊歩している人たちを見ると、冬眠から目覚めてみんな土からむくむく出てきたんだよねと思う。

夜、妻の同僚が訪ねてくれて手巻き寿司。みんな愉快でエネルギーがあって元気な人たちだ。うち一人の誕生日を祝うというイベントがあり、よきタイミングでバースデーソングを流すというミッションを直前に仰せつかったので、定番の曲定番の曲、と検索すると、あの電気を消して暗闇でケーキを出してきてろうそくと一緒に主役にずいずい近づいていくときにみんなで歌うあの曲、作曲者は誰なのだろうか。とにかく使うことにして、もう一曲は頭に流れている別の定番の曲、でも誰の曲だあれ、と思って調べるとスティービー・ワンダーの「Happy Birthday」でそのまんまやんけ、と思いこれもダウンロードして、よきタイミングで流してそのあと数曲繋いだりした。喜んでくれてよかったと思う。

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