とりあえず日記

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生活の記録

4月7日(火)緊急事態

朝、頭がぼーっとして思考力が明らかに落ちている感じがあった。幸い仕事が始まってからは昨日ほど調子が悪くなく、なんとかやれた。昼休み、同僚と「緊急事態宣言出たらどうなるんでしょうね」「他国のように強制力はないし、だったら何のために出すんだろうね」みたいな話をする。
帰りにドラックストアに寄ってコンディショナー、洗顔料を買う。思ったより混んでいなかった。店の前に自転車がたくさん並んでいるように見えて一瞬うんざりしたのだが。スーパーにも寄って野菜と調味料などを買う。
帰って米を炊き、着替えて料理。豚汁、大根と鶏肉の煮物。近々地元に帰るという住人と話す。早ければ今週には出発。彼と共同で使っていた冷蔵庫は広くなる。「仕事の先行き見えないっすね」という話をする。彼も転職活動中で第一志望の最終面接に落ちたので、いったん実家に帰り態勢を立て直して仕事を探すそうだ。「景気の影響はいつごろくるんでしょうね」「もう東京とかでは飲食店がやばくなってて、派生して食品卸業もしんどいみたいですね」みたいなやりとりをする。
テレビでは安倍総理が会見で緊急事態宣言を発表していた。洗い物をしながらカウンターキッチン越しに会見を見る。一律の給付策は示されないまま「自粛」が「要請」され、国のトップが市民レベルの相互扶助に「感謝申し上げ」ている。去年、東京五輪に「ボランティア」が実質的に「動員」されていたことや、数年前の『逃げ恥』みくりさんのセリフ「それは好きの搾取です」を思い出す。
京都メトロのクラウドファウンディングに申し込み、大阪のセレクトショップ・Structのチケットを買った。財力の範囲内で好きな場所・残ってほしい場所に金を落とすようにしているが、自分も決して裕福ではなく限界がある。しかしよく考えてみれば、そういうローカルな文化に普段からアクセスしない人にとっては特に不満や不具合は感じないのかもしれない。うちの上司も「マスク2枚くれるんですってね」とわりとポジティブな感じで言っていた。