12月26日(月)
この日は夜にワクチン4回目接種予定。仕事を終えて向かう道すがら、身近な人が陽性になったことがわかる。接種予定だった病院に相談の電話を入れたら「じゃあやめといたほうがいいんじゃないですか」と早口に言われ一方的に電話を切られてしまった。小さな病院ぽかったので普段の診療に予防接種もやって余裕がないのかもしれないが少し悲しくなる。Googleのレビューを見たら予防接種は待合室で打たれるらしく、忙しいんやろうなと思う。
電話が終わって、馴染みのない駅前のスーパーで途方に暮れる。何をしていいかわからない。とりあえず数日間は外に出られなさそうなので食料品などを買い込んで、ドラッグストアをはしごして抗原検査キットも買って帰る。
12月27日(火)
職場に電話。30日まで自宅待機してくださいとの指示なので次に出勤するのは年明け。うちの職場は在宅勤務の環境などほとんど整っていないので引き継ぎのメールをする。ちなみに職場の医療担当者曰く「無症状だと抗原検査はあまり意味ない」とのことで、キット買う必要なかったかもしれない。親戚に会う時に無料検査場行ったりしていたけど気休めでしかなかったのか…。
まわりの人たちにひととおり状況を連絡。全然元気なので『大阪の生活史』の文字起こしを進めたりした。日が暮れてから喉が痛くなり、これはあかんかもしれんと思いながら眠る。
12月28日(水)
微熱。病院に行くか迷った挙句、とりあえず手持ちのキットで検査することに。かかりつけと呼べるほどの病院はないし、行政が指定する医療機関に問い合わせてもすぐ診てくれるのか、そもそも診てもらったとて対処療法しかないのでは…みたいな、頭に浮かぶあれこれを意味のない検査作業でいったん保留にする。結果は陰性。やっぱりね、と心の中でつぶやき、カード類を放り込んでいるiPhoneの空箱から最寄りの内科の診察券を探し出して電話する。が、検査体制がないという理由で断られたので行政が紹介している別の病院に電話。院内は立ち入り禁止とのことで、着いたら電話で建物の裏に案内され、格子のついた窓越しに検査キットを受け取る闇取引スタイルだった。昼には結果が出て陽性。職場にあらためて連絡したが、結局自宅療養期間がお正月休みとまるまる被ってしまった。
12月29日(木)〜31日(土)
ひたすら寝転んだり起きたりして、たまに珍しくアニメ観たりした。病院でもらった解熱剤をわりとカジュアルに飲んでいたせいか、いまいち治りが悪いな〜という感じ。熱は出るなら出し切ったほうがいいともいうし。もうちょっと短い日数で全快するかなと淡い期待を抱いていたがそんなに甘くなかった。とはいえ、いちばん高いときで38℃後半くらいになったけど、今はわりと落ち着いている。あと嗅覚が死んでいる。味はする。
たまたま聞いたラジオが良かった。
なんかもう大晦日かあ、という感じです。ぜんぜん実感がわかない。療養生活をしているせいかもしれないし、あんまり関係ないかもしれない。去年の大晦日も「実感がない」と言っていた気がする。
本当は今年初めて行った銭湯のこととか書こうと思って下書きにメモしていたけどそんな気分でもなくなってしまった。以下、メモをコピペして貼っておきます。
* * *
●今年初めて行った銭湯
…写真貼るの面倒になったのでやめます。
平田温泉(愛知県名古屋市東区)
19軒。
今年は大阪のお風呂によく行きましたね。京都のお風呂にぜんぜん行けてないので来年は行きたい。伏見区とか西京区とか。
●今年読んでよかった本
『現代思想入門』(千葉雅也)
『資本主義リアリズム』(マーク・フィッシャー)
『夏休みはそれから』(古賀周子)
『私の生活改善運動』(安達茉莉子)
『現代経済学の直観的方法』(長沼伸一郎)
『ミシェル・フーコー 権力のいいなりにならない生き方』(箱田徹)
『現代経済学の〜』は特によかった。自分のような経済に苦手意識のある人間にも伝わるよう説明が尽くされている感じがした。来年はいまの関心から数珠繋ぎで読んでいけたらいいな〜と思っています。
身体が資本とはよく言ったものですが来年も健康で乗り切りたいですね。お世話になったみなさま、1年ありがとうございました。よいお年を。