とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

11月23日(水)〜28日(月)

11月23日(水)

『大阪の生活史』プロジェクトに参加できることになり、説明会と研修会に行ってきた。会場は立命館大学茨木キャンパス。いつも京都から大阪方面に行くときに見ていた、だだっ広いキャンパスに初めて入った。やっぱり私学はきれいやな〜でも生協のメニューはほとんど一緒やな〜と思いながらしばし散策。研修は岸先生が3時間ほぼノンストップで喋りっぱなし。「いつでも質問してください」の言葉に呼応するように次々と質問が出て、それにより企画の輪郭を確認していくような時間だった。岸先生がレコーダーの使い方のコツについて詳しく解説していて「細かいやろ話が。細かいの好きやねん」と言っていたのがよかった。仕事のほかにこういった取り組みに参加できるのは嬉しい。

www.chikumashobo.co.jp

風呂は源湯。夜は寿司を食べた。寿司は美味い。

11月24日(木)

仕事終わりに石山寺の紅葉を見に行った。ふだんはお寺の前も人が少なくて閑散としているイメージだったけれどけっこう人がいる。風呂は容輝湯。改装期間に入ってしばらく入れなくなるので寂しい。

11月25日(金)

仕事終わりに小町湯(滋賀県大津市)に寄る。

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家族連れと入れ違いになり、年配の女将さんに入浴料を支払う。すると「お釣り取っていってや」というので番台を見ると小銭が種類別に整然と並べられており、おつりの分だけ小銭をもらう。客は自分ひとり。誰もいない浴室に入ると視界が湯気で満たされていて、浴槽から湯が溢れ出ている。いたってシンプルな構造の浴室、統一感はないけれど遊び心がある壁のタイル。創業者なのかオーナーなのか、とにかくこの場所を作った人が良いと思ったものが形になっていて、それが今でも残っているということが貴重だし豊かだなと思う。「風呂屋として尊すぎる」とiPhoneにメモしてラーメン食べて帰る。

11月26日(土)

京都駅で用事。観光客がずいぶん増えた。京都タワーの見える角度で自撮りをしている人が何人もいて、その中の1人のご婦人は自撮りした携帯をハンドバックにしまったあと、タワーを拝んで一礼していた。風呂は大正湯。京都駅のすぐ南側は開発が進んで小綺麗なホテルが増えたけれど、少し路地を曲がれば木造の平屋が現れたりする。そうした一画に大正湯はあり、一歩足を踏み入れれば観光地の喧騒から離れられて落ち着く。こういう場所があるならこの辺に住むのもええかもなと思う。

11月27日(日)

『大阪の生活史』の聞き取りのため祖母の家へ。京阪の特急に乗り、最寄りの駅から歩いて向かう。「1人の人生の話を聞く」のが基本だが祖母は叔母と同居しており、結果三人の声が入り混じる形になった。ずいぶんエネルギーを使ったのと編集が大変そう。

聞き取りが終わってから環状線に乗り、鶴橋へ。鶴橋はとにかくすごい街だった。キムチ屋や韓国料理店の立ち並ぶ昔ながらのコリアタウンがあるかと思いきや、韓国コスメやアイドル関連の店が並ぶいわばネオ・コリアタウンがあり、後者はこれでもかというほど煌びやかで独特の若いエネルギーに満ちていた。いっぽうの駅周辺の商店街エリアは入り組んだ迷路のようで、狭い路地、年季の入ったアーケードがひたすら続き、商人の力強さと貫禄に溢れていた。

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風呂は鶴橋の千歳温泉。

11月28日(月)

休み。映画『窓辺にて』を観に行くチャンスだったが疲れて身体が動かず断念。夕方頃、外に出たくなりスタバに行く。道すがら新風館を通るとBEAMSの銭湯ポップアップイベントがやっており、牛乳石鹸のオレンジ色の箱のやつが珍しかったのでそれだけ買う。手拭いも売っていたがそこまで柄が好きではなく、これを買ったとて銭湯にお金が落ちるわけでもないしなぁと思い見送り。イベントの一環で大阪の銭湯スタンプラリーをやっているようだが、さすがに15箇所も巡れる気はしない。スタバのカウンター席に座って聞き取りの文字起こしに取り掛かる。仕事で少し触れる機会のあったAI文字起こしサービスは無料で使えるのは5分間のデータまでで、今回の用途(方言混じりの複数名による会話)には向かないことがわかり、地道に起こすことにする。風呂は玉の湯。湯に浸かりながらスタバに牛乳石鹸の入った紙袋を忘れてきたことに気づく。帰宅して店に電話すると「ありましたありました」という。「明日取りに行きます、たぶん」と返したら、やんわりと「はっきりしてよ」的なニュアンスで回答されて少し悲しい気持ちになってしまった。