とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

11月9日(水)〜17日(木)

11月9日(水)

「はんがーづりのおしあげでよろしいですか」とクリーニング屋のレジで言われ、何のことかわからず固まってしまった。固まりながら、前にも同じようなことを言われて同じように固まったことを思い出す。「ハンガー吊りのお仕上げ」と解読できたところでいまひとつ意味がわからない。ハンガーに吊る以外の選択肢がある?料金は変わる?スタンダードなのはどっち?と、まとめブログの定型文みたいな疑問が次々浮かんでショートしそうだったのでとりあえず「ハンガーいらないです」と答えたら「ではお畳みするので追加料金がかかります」と言われてしまった。結局、「ハンガー吊りのお仕上げ」でお願いした。

11月11日(金)

STUTSの配信ライブを途中から見た。とてもよかった。

今回新しく出たアルバムは客演のラッパーがとても多くて、ライブもゲスト目白押しでさすが東京という感じだった。次々に出てくるゲスト陣に手を合わせて挨拶するSTUTSの一挙手一投足から丁寧な人柄がにじみ出ていて、典型的なヒップホップ然とした振る舞いとされるセルフボースティング(俺はすごい)的態度とは無縁に見える。かと思えば終盤のサイファーには加わってフリースタイルラップをバッチリ決めたりしていて、そのへんのバランスが魅力的だなと思う。あと昔のKREVAとかだと「ライミング講座」とか「トラックメイク講座」をライブパフォーマンスに入れたりして、ヒップホップを一般層に啓蒙するみたいな感じがあった(それはそれでエンタメとして楽しい)のだけれど、STUTSからはそういう教条主義的なものが全然感じられないのもいいなと思う。 youtu.be

上の動画は今回見たライブとは別のもの。個人的なハイライトはMPCを叩き始めたSTUTSが人の話を全然聞いてない場面です。

11月17日(木)

丸亀製麺に行き、釜揚げうどんの「並」料金で「大」の量が食べられるという触れ込みだったのだが、鶏天も食べたかったので「並」を頼んだ。すると前に並んでいた小太りで色黒のおじさんが「これおんなじ料金で倍入ったあんねんな!(同じ料金で倍の量が入っているんだよ)若いのにもっとドカンと食わなあかんで!」と僕の腕を小突きながら話しかけてきた。小さいリュックを背負ってキャップを被った白髪グラサンおじさんは、トレーに株主優待券2枚と釜揚げ「大」を載せている。「あ〜、たしかに店員さんからも大にしますかって聞かれたけど…」と答え終わらないうちに「アプリで天ぷらも食べれるんや、コロナで飲食店元気なくなったからな、これで客呼び寄せとるんやわ、テイクアウトのうどんも売れてるみたいやで」と言ったかと思うと、前のお客がちくわ天をトングで取ったのを見てすかさず「それ美味いよなぁ」と話しかけていた。ごきげんなおじさんである。鶏天は美味しかったけれど少し物足りず、たしかに「大」にしてもよかったかもしれない。食器を返して少し離れた席のおじさんを見ると、まだ大きな桶からうどんをすすっていた。

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