酒を飲んだ。量は多くなかったはずだが頭がくらくらする。この数ヶ月基本的には飲まないようにしていたし、今日くらいは少量ならと油断した。アルコール耐性も落ちているのだろう。気分が悪くて全く眠れない。トイレに立つが戻すほどではない。胃が蠢いてアルコールをなんとか分解しようとしているのがわかる。ソファのないリビングでダイニングの椅子に座りながら無為にSNSを開いてしまう。差別と暴力を煽るような投稿を見てしまい気持ちが下がり、とりあえず通報した。もはやスマホをどこかにしまってしまった方が良いが、日記のメモを取りたいので小さな手帳を用意しようかと思う。
「眠れなくても深夜ラジオがある、大丈夫」と書いていた人がいたことを思い出してradikoを起動する。バナナマンが話しているチャンネルに合わせてイヤホンで聞き流しながら湯を沸かす。正月用に買ったお高いりんごジュースが今日なくなった。暖房をつけて白湯を飲む。もうアルコールは飲まなくて良いのかもしれない、みたいな気分になる。酒席になると自分も飲みたくなるのはほとんど習慣のようなもので、よく考えればもともとアルコールの弱い人は酒席でもソフトドリンクを注文するわけで、そういう人はきっと酒席におけるソフトドリンク注文という行動が習慣化されているのだろう。その習慣が自分にはまだない。
蟹の親子さんの『浜へ行く』を読んでいる。少しの間日記本を読む気になれなかったが、読めるターンがきた。風呂の中に本を持ち込んでぶよぶよの状態で読んでいるという箇所が良かった。本は綺麗に保管しなければと思っていたが、湿気でぶよぶよになったリトルプレスはなんだか役目をまっとうしているように感じられた。こんど真似してみるかもしれない。
