とりあえず日記

とりあえず日記

生活の記録

2023年3月4日(土)〜10日(金)

3月4日(土)

北野天満宮に梅を見に行く。いざ行かんライトアップ、と料金を払い意気揚々と会場入りしたのだが、いかんせん肝心のライトが控えめである。まあ上品な灯りも一興…と思っていられたのは夕暮れのうちで、暗くなると梅はほとんど視認できず、あ〜これは昼間に来るべきでしたねという話に。寒くなってきたので居酒屋の寿海に移動する。メニューに書いてある「ヨイショ」が何なのか分からないまま注文したら、女将さん曰く「ヨイショって持ち上げる時に言うでしょ。餅、揚げる」。こういう時にさらっとヨイショの意味を聞ける人をほんとうに尊敬している。自分も聞くことはあるが、もっと助走が必要だ。

3月8日(水)

仕事終わり、銭湯の2階にあるギャラリースペースで開かれる寄席イベントへ。3人の落語を見て、最初の古典落語が好きだった。調べると「禁酒番屋」というらしい。人間ってダメなもんだよねえと思える登場人物が落語にはたくさん出てきてなんだか安心する。帰り道、自転車を漕いでいたら荷物が前輪に引っかかってしまい車輪がロックされて盛大に転んだ。この日初めて知り合った人に事の顛末を目撃されており「今まで見た中で一番派手な転び方でした」。後輪が持ち上がって頭からひっくり返ったらしい。彼は帰る方向が一緒で、自宅までつきあってくれた。こういう事故は目撃した側にもショックが大きいらしく「昔、雷に打たれたことがあって。グラウンドで、5人くらいいたんですけど。無事だったんですけど、同時に倒れて。遠くでその瞬間を見ていた女の子が気失っちゃったんです」と話してくれた。解散してから急に肩やら肘が痛い。

3月9日(木)

朝から病院。左手首が痛く、右腕が上がらないので近所の整形外科で診てもらう。結果、骨折ではなく打撲だと聞いてひと安心。レントゲンを見た医師が「むしろ側湾が強くて気になりますね」。おれもそう思う。「側弯強いのはどう捉えたらいいですか?」と聞いたら、50代以降に肩こりが出がちでストレッチするのが吉とのこと。高校生の頃に側弯と診断されたときに受けた説明とほとんど同じで、要は根本的には治療できないからできるだけ身体やらかくしときや、ということですね。歳を食ってからが怖いがつきあっていくしかない。会計時にアホほどデカい湿布の袋を受け取り、よく考えたら擦り傷のある患部に湿布をどう貼れというのか……と思いながら病院をあとにした。

夜は散髪。昨日の事故で自転車の前輪が動かなくなってしまったので、歩いて向かう。なんとなく仕事終わりだと社交スイッチがオンになっているのか少し饒舌になり、転んだ話をしながら無音のWBCを見る。ところでキズパワーパッドがすごい。風呂に入っても染みないし、傷がある感じがしない。これはもう第二の皮膚だ。

3月10日(金)

午前中に母からLINE。どうやら父が職場で倒れて救急車で運ばれた。心配になって電話すると、このあと検査があり結果によってはそのまま手術になる。命に別状はないから心配しないでと言うが、直感的にこれは行ったほうがいいやつで、午後から休みをとって病院へ。やけに辺鄙な病院へのルートをGoogleMapでなんども検索して到着したのだが、病院がデカくてどうしていいか分からない。受付で「今日運ばれた者の家族です」とか言えばいいのか。とりあえず母とLINEでやりとりして、どうにか落ち合うことができた。父の様子を聞くと、入院することになるがとりあえずの処置で元気になったという。「看護師さんにさあ、(昼に食べそこねた)弁当食べていいですかって聞いてて、入院食まで待ってくださいってたしなめられてたわ」「ああ、なんや元気やんか」としばらくロビーで会話してから実家へ帰宅。母から食べたいものを聞かれて魚と答えたら「お父さん入院したのにお寿司はちょっとなと思って」と刺身が出てきた。刺身はOKなのか。翌日から熊本に行く予定だったのだが、やむなく延期して実家に泊まることにした。

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