1月11日（木）
高所にある配電盤の手入れのため全裸で脚立に登ったところ、周囲はみんな服を着ていて恥ずかしい思いをした夢ののち起床。今日は曇り。久しぶりに揚げ物が食べたくなり定食屋へ向かった。斉藤和義『やさしくなりたい』が流れていて、注文した定食のメンチカツを揚げながらご主人が口ずさんでいた。ファンなのだろうか。次は『空のリボン』だった。誰の曲やっけと調べたら島谷ひとみだ。映画ドラえもんの主題歌。これもご主人が口ずさんでいる。有線とかではなくてセルフ選曲なのだろうか。店主がご機嫌でこちらも気分が良い。つづいて竹内まりやの『セプテンバー』、さらに「太陽がいっぱい～」と若い男たちが歌うので調べると光GENJIで、つづいてELTが流れた。お会計して退店。
1月12日（金）
ワイヤレスイヤホンをなくしたと思っていたがサコッシュの中をよくよく探したら見つかった。Amazonで買った安物なので諦めもつくかと思ったが、高価なAir Podsだったらどうなってしまっていたのだろう。夜、銭湯つながりの方に誘っていただいてカジュアルなフレンチの店で食事。『大阪の生活史』ならぬ『銭湯の生活史』をやると面白いのでは、という話が出た。銭湯の魅力のひとつは「風呂に入る」という日常的な行動をすこし拡大したところで、ゆるやかに他者との接点ができることだと思う。設備のスペックを記録することや、外観を写真に映すだけではこぼれてしまう要素を残せる方法なのかもしれない。朗らかな気分になるとてもいい会だった。
1月13日（土）
花沢健吾『アンダーニンジャ』を借りて読んでいる。現代にも忍者組織が残っていたらという設定の物語。こういう、リアリティのある日常的な風景のなかに異質なものが混じっているような作品が好きだ。返却期限だったので返しに行ったが続きが貸出中だったので見送ることにする。その足で豆腐屋に寄ってかんたん味噌製造用のおからと豆乳を買ったあとパン屋に寄り、帰った勢いのままに部屋の整理を始めてエネルギーが切れてしまった。パンばかり一気に食べて血糖値が急に上がったせいかもしれない。とにかく午後はぐったりとしていた。
